ぬくもり・香りを楽しむ木の家
木のぬくもりや香りを感じられる家づくりをするなら、国産の木材を使った家を建てるのがおすすめ。日本の風土に合う木材を使うことで、香りや手触りはもちろん、1年を通して快適な暮らしが送れることに期待できます。このサイトでは、国産の無垢材を使用して木の家を建ててくれる工務店・ハウスメーカーを紹介しています。各社の施工事例やこだわり、実際に建てた人の評判をぜひ参考にしてみてください。
さわやかな森のなかで深呼吸すると落ち着く。無垢材のテーブルに触れると温もりを感じる。そんな木のめぐみを家という形で実現するのが木の家です。そんな木の家での生活が私たちにもたらす快適さや喜びを、感じてみてください。
木の家が暮らしやすいのは、自然素材がもつ調湿効果があるから。湿度が高い夏場には水分を吸い込み、真冬の乾燥時には水分を放出します。エアコンや加湿器に頼らなくても快適に暮らせるのは、この「木の呼吸」のおかげ。カビやシロアリ発生の原因になる結露も防いでくれます。
でも忘れてはいけないのが、この「木の呼吸」を感じられるのは無垢材だということ。集成材や加工材は接着剤により木の呼吸を妨げてしまうので、調湿効果が低くなります。
毎日の暮らしを心地よいものにしてくれる無垢材。お値段も考慮しながら、上手に取り入れたいですね。
時間が経つにつれアメ色になる天然皮革や祖母から譲り受けたアンティークのジュエリー。木の家もそんな大切なものと同様、住むほどに美しさと愛着が増すもののひとつです。
まずなんといっても木の家の魅力は色。年月を経て明るくなるものから、深みが増して色濃くなるものまで様々です。そんな色の変化を想像して多彩なトーンから、木材を選ぶのも楽しいですね。
木のツヤもまた魅力のひとつ。家族が毎日木の上を歩き、お掃除をすることで表面が少しずつ磨かれ、自然なツヤを生み出します。
そして表面が薄い合板材と比較して、一枚板の無垢材は深い傷が付いても目立ちません。家族の思い出とともに増える傷さえも、味わいに変えてしまいます。使い込むほどに魅力が増すのが木の家なのです。
家族が多くの時間を過ごす家だからこそ、健康的な環境を作りたい。そんな願いを自然の力で実現するのが木の家です。
木の家で心が落ち着くのは、木が害虫や細菌から自らを守るために出すフィトンチッドという成分のおかげ。これは松や杉から抽出される芳香成分と同様、消臭・脱臭、抗菌効果があります。森林浴でさわやかに香る匂いもフィトンチッド。木材になっても効果は続くので、家のなかでも爽快感とリラックス効果を感じられます。
内装に使う木は、眠りの質や集中力を向上させる効果も。杉の無垢材を使った部屋では、通常のクロスの部屋より深く眠っている時間が増えるという実験結果もあります。毎日をおだやかな気持ちで過ごすことができ、日々の暮らしを豊かにしてくれるのが木の家なのです。
その地域の風土に沿った
家を建てられる
日本の気候として特徴的なのは四季です。夏は湿度が高くじめっとした暑さ、反対に冬は厳しい寒さになる地域もあります。日本各地にある木は、それぞれの気候風土に適応して育ちます。そのため、家を建てる土地の木材を使用するとその地域の風土にぴったりな質の住宅になり得るのです。
無垢の木材は、水分の量を調節して木自らを調湿する機能が備わっています。そのため、夏には湿気を吸い、冬ならば湿気を出すなどといった働きで快適な空間づくりに良い影響を及ぼします。
地産地消の木材を使うことで
助成金がもらえる
自治体によって実施、または内容が異なりますがその土地の木材を使用して家づくりを行った方に対して金利の優遇や、補助金の交付を受けられる可能性があります。家を建てる場所や、地産の木材をどれくらいの割合で使用しているかなど、決められた規定に沿って対象者になれるかが決まります。
地域の木材を使うとその土地の産業の活性化にも繋がり、さらには家庭の出費も抑えられるので積極的に取り入れるとおトクに家づくりを行えます。
耐久性に対しての
強度に期待できる
木造住宅の耐用年数は、法的に22年とされていますが、決して22年後に住めなくなるということではありません。木本来の寿命は100年以上と言われており、その施工方法やシロアリ対策などを施せばさらに伸びるので、長い期間住み続ける住宅に使用するには適している素材であると考えられます。
さらに、無垢の木材であれば伐採されたあとも呼吸を続けて頑丈さが増していくという特徴もあります。住めば住むほど家の強度が増していくのも自然の木材ならではのポイントです。
お住まいの地域の工務店が建てている木の家を見てみましょう。
気になる木の家があったら、こだわりや実際に建てた人の評判もチェックしてみてください。
※お住まいの県をクリックもしくはタップをすると、その県で木の家を提供している住宅会社の情報を見ることができます。
リビングにはさらさらの杉の床、寝室には漆喰の壁。心地よさを生み出す自然素材を自分たちのライフスタイルに合わせて組み合わせれば、生活の様々なシーンがもっと素敵なものになりそうですね。選べる素材の種類はたくさん。使い方によってもたらす効果や部屋の印象も変わってきます。いろいろな素材を下調べして、生活に合った理想の空間をプランニングしてみましょう。
杉 | やわらかい質感と木特有のぬくもりが感じられるのが特徴。全国に多く流通しており、比較的費用を抑えて取り入れられます。見た目もナチュラルで「木が好き」という方に人気の樹種です。 |
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檜 | 上質な色合いや香りが楽しめる檜。質感はさらりとしていて、素足で歩くのが気持ちいい素材です。節が小さい木材は、お部屋に高級感を与えます。 |
松 | ねじれながら育つ松は、耐久性が高いのが特徴。頑丈で傷つきにくい床を選びたい方に適しています。 |
栗 | 広葉樹である栗は、硬く耐久性に優れた木材です。栗の木にはタンニンという成分が多く含まれていて、腐りにくく防虫にも優れています。栗の木目は、色のむらが少なく上品な印象を与えます。 |
サクラ | 赤色がかかった特徴的な色合いをもつサクラ。木目が緻密で重厚感があり、洋風のテイストの家にもよく合います。頑丈で高い耐久性を誇りながらも表面の質感はすべらか。おしゃれで快適な空間を演出します。 |
やわらかい触り心地の飫肥杉。すべすべとした表面は素足で歩いて心地よく、冬の足元もあたたかく感じられます。杉は、家に使われる木材のなかでも熱伝導率が特に低い樹種。触るとその木のぬくもりを感じることができます。
飫肥杉は赤身(芯)が多く、調湿機能に優れているのも特徴。家族が毎日過ごすリビングや湿度が高くなりがちな洗面所に使えば、木の呼吸によって自然と快適な空間にすることができます。
さらりとした質感が楽しめる檜。なかでも奈良県産の吉野檜は、香りが高いだけでなくリラックス効果もあります。調湿機能も高く、お部屋を暮らしやすい空間に整えてくれます。
経年変化が楽しめるのも檜の特徴。建てたばかりのときは、白っぽい色の檜の床。時が経つにつれ、飴色に変わっていきます。使うほどに味わい深くなる木の家で暮らしたい、という方にぴったりです。
漆喰 | 消石灰にスサや海藻のりなどを混ぜて練った素材。消石灰には調湿・殺菌の効果があり、空間を快適に整えてくれます。仕上がりはなめらかな質感で、白い色合いがお好きな方にぴったりです。 |
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珪藻土 | 藻の化石が堆積してできた珪藻土にのりを混ぜてつくる素材。調湿機能に加えて、優れた消臭効果があります。質感はざらっとしていて、和風テイストにもよく使われています。 |
シラス | 火山のマグマが冷えて堆積したのがシラス。高い消臭効果があり、ペットと暮らしたい方にも人気です。シラスを使った壁はきめが細かく、落ち着いた上品な仕上がりです。 |
和紙 | 和紙は調湿効果だけでなく、保湿効果にも優れています。土佐和紙や月桃紙が有名。音や光を乱射するので、空間全体をやわらかい印象にしてくれます。 |
貝殻 | ホタテなどの貝殻が主要成分の左官材は、調湿・脱臭効果が高くなっています。また自然素材のなかでも費用を抑えて購入できるのが特徴。なめらかで、やさしい質感に仕上がります。 |
高知県産の石灰とスサ、海藻糊でつくられる土佐漆喰。のりを使わないので、水がかかってももろくなりにくいのが特徴です。
仕上がりはきめが細かく上品。塗ったときは、黄色が入ったあたたかい印象の色合いですが、時が経つにつれ白っぽくなります。飴色になっていく無垢材とコーディネートした経年変化を楽しめる家にしてみるのもいいですね。
調湿・消臭効果に優れた珊瑚の漆喰。珊瑚の粉末とのりを混ぜてつくった珊瑚の漆喰は、ホルムアルデヒドを吸収・分解する効果もあり家族の健康を守ります。
ざらっとした質感と真っ白な色も特徴。自然素材の魅力である「素材の色と質感」を思い切り楽しめる塗料です。呼吸する木材と合わせて使い、思い切り心やすらぐマイホームを建てるのもいいですね。
松 | ねじれながら育つ松は、強度が高いのが特徴で、梁にも向いています。古民家や伝統建築物の丸太梁などにも使われ、長く日本で長く愛されている木材です。 |
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杉 | やわらかな木肌と強い芯をもち、強度と加工のしやすさを兼ねそろえた杉。構造材に使われることも多くなっています。国内で多く流通している杉は、費用が比較的安いのも利点です。 |
檜 | 年輪が詰まっていて強い芯をもつ檜は、耐久性に優れています。また檜は虫がつきにくい成分も含んでいて防虫効果もあります。 |
檜葉 | 檜と同等の強度がある檜葉。東北に多く分布している耐久性と調湿性を兼ねそろえた木材です。木にはヒノキチオールも含まれていて、シロアリを防ぐ効果も。 |
地松とは国産の松のこと。日本の風土に適応した耐久性の高い木材です。地松には、赤松や唐松、黒松などいくつかの種類があります。
柱や梁によく使われる赤松は、硬い芯をもった色艶のいい木材です。その強さから構造材にもよく使われてきました。最近では、唐松も人気。耐久性だけでなく、明瞭な木目も兼ねそろえており、柱や梁をあらわにした内観にしたい方にもぴったりです。
杉のなかでも、松と同等の強度を誇る株杉。岐阜県に生息する杉で、普通の杉とは少し異なる生え方をする樹種です。杉は木肌が柔らかいので梁にするのは心配な方も多いかもしれません。しかしこの株杉は、松よりも高い強度を誇る木材。強さを保ちつつ、モダンなテイストの梁として使うことができます。
国産だけでも多数の樹種がある日本。地元の木を使って、心地よく暮らせる家をつくるのもいいですね。
木の家には、断熱や調湿機能が備わっています。また現代の家の問題にもなっているシックハウス症候群やアレルギーを緩和するなど、たくさんのメリットがあります。
木の家は有害物質を出さないだけでなく、合板などに含まれるホルムアルデヒドを中和する働きや、抗菌・消臭効果もあります。
さらにカビやダニの原因となる湿気も吸ってくれるので、きれいな空気を保つことができます。家全体があたたかいことで、ヒートショックのリスクも低減。喘息やアレルギーになりやすい赤ちゃん、高齢者のいるご家庭にもやさしいのが木の家です。
木の強度を活かして丁寧に家を建てることで、世代を超えて住み継ぐことができる木の家。法隆寺などの伝統的な木造建築のように、長い時間がたってもそのたたずまいで人々の心を和ませます。
気候に合ったしつらえにして強い構造材を選べば、100年以上年月をともにする木の家をたてることが可能。大量生産大量消費が著しい昨今、家族と一緒に生きている木の家で、毎日を丁寧に暮らしていくのもいいですね。
木の家をつくるときに気になるのがデメリットです。シロアリをはじめとした虫の被害や腐朽。これらを防ぐためには、虫の侵入が少ない基礎構造や床下換気を含めた空気循環に注意して家をつくる必要があります。
地震や台風の影響を心配される方も多いかもしれません。耐震・耐風等級を目安として活用するのはもちろん、損傷しにくい窓ガラスや屋根材の固定も積極的に取り入れましょう。
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